ヘリコプターの夢

最近、印象的な夢をよく見る。
過去世か予知夢ではと思うほどシリアスで余韻がなかなか立ち去らない。
今朝の夢も忘れがたい内容だったので備忘録として付けておく。


上空に無数のヘリコプター 尋常ではない数
しんとした白昼 霧雨のようなものが降っている
体がべとべとするのでシャワーを浴びた方がいいだろうかと呑気にしていると
それは上空のヘリが撒いているもので やがて骨髄が溶けてくるのだという


毒に犯された者である私たちは どこかに隔離されるための列車に乗る
その施設には菓子や軽食などを販売する売店があったが
非常事態が起こったとの噂が一気に広まり
私たちが着いたと同時に 店員がすべての商品を引き上げてしまった
身内と思われるものにだけ分け 顔見知りでない我々には取り付く島もない
日頃から備えがないといけないのだった
しかし僅かな蓄えではこの場をやり過ごすことなど到底できるものではないとも思う


空襲とアウシュビッツの話が混ざったような内容の夢だったが
逃げ惑ったり苦痛に身を捩じらせるようなことはなく
淡々とその生涯を終える感じだった

どんなことが起こって どのように死ぬことになったとしても
私は何処かへ移動するだけだとわかっている
でもその瞬間まで様々な感情は体験するのだろうと思った
それを体験することを嫌がっている私がある


辛い思いや苦しむ経験をしなくても良い方法がありますという声が聞こえた