2014-01-01から1年間の記事一覧

こう書いてありました

私たちが一度、神に助けを求めると、私たちを怒り狂わせるかもしれないことがすべて押し寄せて来ます。なぜでしょうか。私たちが愛ではなく怒りの中へ入っていく時、突き当たる場所は私たちの壁だからです。私たちをいらいらさせる状況というのは、私たちが…

どうかわたしを戻らせてください

好き勝手をする息子がいます。門限を大幅に破り、この寒さの中を傘もささずに出歩いていました。就寝、起床は勝手放題。食事の時間も無視し、お歳暮に送られてきた菓子を貪ります。 案の定、今日は具合が悪くなり臥せっています。私はもうこの息子にレッテル…

バス停で受け取ったもの

買物を終え、家へ向かうバスを待っていました。じっとしてると耳が凍ってきそうです。温かそうな手編みの帽子を被ったおばあさんが、バスの運転手に行先を尋ねていました。何度も聞き返すものの不明な様子だったので、声を掛けました。私も同じバスに乗ると…

取り囲むスクリーン。ホログラムのような人々。

信号を待つ通りの向こうには、帽子を取ったり取られたり戯れる小学生。背筋の伸びた白髪の紳士。連れ歩く二匹の小さな犬を、愛おしそうに見つめている。私の犬が挨拶に寄っていき、少しの言葉を交わす。続々と校舎から吐き出されてくる女子高生。会話という…

一生かけても拭えそうにないよ、、トホホ

ワークブックで心の筋トレをする日々。来る日も来る日も、自分の暗部を見るばかり。これが氷山の一角でしかないのなら、一生を掛けても到底拭いきれそうもないよ。トホホ。。だけど、なんだか、どういうわけか、行先は明るい気がしてならないのです。背負っ…

豊かさを垣間見る

一日中、車が途切れることのない喧噪に囲まれた一角。 そこだけ結界が張られたような、怖さを伴った静けさでそれは現れた。 うっそうと茂る木立。車で登ればウイリーしてしまうほどの急坂。私と犬の息遣いしか聞こず、この世から人が消えてしまったかのよう…

いびつな幸福感

ごく幼い頃持っていた観念として一生懸命あるいは苦労をした分に応じて幸せになるというものがあった育った地域はこの世の果てといった風情掃き溜めに寄せられた努力の足りない人たちの住む処と見ていた両親のことも人として劣っていると思っており人に文句…

眼のこと

焦点を変えなさい。その奥にあるものを見るように。網膜裂孔と黄班変性の疑い。そのようにしなさいというお知らせが来たのだった。 説明する医師の言葉に、もうひとつの解釈が同時通訳されているかのように感じられ。ああ、そうやって年月を回数を重ねるごと…

Produced by me.

自信に満ち颯爽と生きるY女史。華やかな装飾品で身を包み、豪華な暮らしぶり、あちらこちらを飛び回る活躍。圧倒されるほどの確固たる意思の持ち主。女性Xさん。根性で苦境を打開しようと身を削っている。心身の疲労感悲壮感が滲み出ていて、でもそれを認め…

本当に見るために預けられた身体

今日は眼科の定期検査。視力に影響しないよう裸眼のまま病院へ向かうのだが、一メートル先も見えず不自由なので、タクシーを利用する。 目的地を告げ、道は分かるかどうか運転手さんに確認。有名な病院だから知っているとのことから会話が始まる。運転手さん…

一方は信じる、一方は信じない

頭が痛いとき迷わず痛み止めを呑むそれが効かないかもしれないとは思いもしない願いは必ず聞き届けられる未来は自分で選ぶことができるということは叶わないのではないかと疑いを抱く一方は信じる、一方は信じないその根拠はやっぱりI'm not good enough わ…

マダム・イン・ニューヨーク

私は現在 いつ晴れるのかわからない霧の中にいて将来のことを考えると塞がれるような不安に溺れてしまうこれまでずっとそうやって心配して 怯えて 打ちひしがれて生きてきたけれどそんな人生など金輪際いらない不安をいっぱい漂わせ その中に溺れ死んで生き…