Produced by me.

自信に満ち颯爽と生きるY女史。
華やかな装飾品で身を包み、豪華な暮らしぶり、あちらこちらを飛び回る活躍。
圧倒されるほどの確固たる意思の持ち主。

女性Xさん。
根性で苦境を打開しようと身を削っている。
心身の疲労感悲壮感が滲み出ていて、
でもそれを認めずまだ自分にムチ打っている。
そばにいるだけでこちらまで苦しくなってくるほどの忙しなさ。

 
このXさんはY女史に批判的で、会えば必ずY女史の噂話。
延々と聞かされることにうんざりしていた。



実はY女史に対して私が妬んでいるのであり、
そのことを認めたくないが故に、
Xさんを登場させ、Y女史を批判させている。


私がプロデュースして彼女らを登場させた。
彼女らは真摯にその役を引き受け、私に差し出している。

制作、演出、指揮、責任…すべては私。