古の風景

祈りのグループに参加しています。
難病を持ったある女の子とそのご両親に祈るということを通して、
本当の私たちを教えていただくというものです。

アマラちゃんというお名前を初めて知った時から、
黒人の小さな女の子のイメージが浮かびます。
褐色のぴんと張った肌、漆黒の豊かな巻き毛、
静かな湖面を湛えた大きな瞳で私を見上げています。
 
私はこの子をとても可愛がり、彼女は可能な限りいつも私の傍にいるようでした。
この子には若い父母がいて、とても大切に育てられています。







私には一頭の信頼で繋がった象がおり、
この象にまたがって地平線に沈む大きな夕陽を眺めるのが好きでした。
動物だけが私の気持ちを察知して、静かな時間を共有することができました。


 
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当時は政治的陰謀や殺戮が繰り返される世界でしたので、
そのことに特別な罪悪感などを持つことはありませんでした。
生死は常に背中合わせで一対。織田信長と同じ死生観でした。
 
○○人が攻め入ってきた、○○族が我が領土で悪行を働いている…
そんな情報が矢のように入り、私たちは作戦を練り、出征していくのです。


 

彼らとは誰でしょうか。
同じ親に育てられても、兄弟の言動はそれぞれ違うように、
その集団の中にも異なった考えを持ち、行動する人がいるというのに。
彼らはこういうもの…という己のイメージ、
私が見ているものは私の歪んだ作りものでしかないのです。
 

私は彼らの正体を見ることができないという目を持っています
私は彼らの正体を理解することができないという頭脳を持っています。
それらを駆使して、今も生きています。







今も当時も未来も…永遠にそのように生きる無限ループから抜けたい。
そう願うなら、することはただひとつです。