捕まってしまった

捕まってしまった。
私は守られていて安心して暮らしていいという
本来の姿勢と違う不安な気持ちになっているのは
エゴが私を捕まえて私を乗っ取っているということ。

神の子であるという自覚よりも
見捨てられた子である方を
私自らが選んでいるということなのだった。

浮かぶ思いはコントロールできない。
どんな思いが浮かんできても
それが流れていくのを見ればいいのだった。

膝を抱えてうずくまるのはもうたくさんなんだ。
“父の家”について楽しそうに話している人たちの輪の中へ行って来よう。
“父の家”の記憶の中にこそ我が身を置こう。