宇宙空間のヴィジョン

暗闇の宇宙空間 うごめく気配
遠くから一筋の白光 すうっと細くまっすぐに
遮るものから見失うことなく まっすぐに私を目指して
とうとうそれは私を捉え 胸の一点を突き通した
貫かれた私 捕まった私 ジタバタともがくこともできない

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愛し子よ

照り返しなさい わたしの光を
あなたの全身全霊で 輝かせなさい


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父の見舞いに通う中、様々な思いがやって来て、
それらは私の心を浄化をしてくれた。
そうしているうちに不思議な感覚が現れた。
頭に浮かぶようであり、心の中のようでもあり、
はっきりとした映像を見ているとも言えない、
目を開けたまま夢を見ているような何とも言えない感覚。

宇宙空間の中の自分もひとつの星のような気分だった。
気付くと一筋の光がこちらに向かって来る。
怖くなって他の星に隠れたのだけれど、
まっすぐに、迷うことなく、その光は迫ってきた。
捉えられ、身動きができなくなったところで、声がした。
正確には愛し子よと言ったのではなかった。
しかし圧倒的な愛情、抱きかかえるような感覚が私に向け発しられていて、
それはこのように語りかけていると思えたのだった。

私は自分を鏡のようなクリスタルのようなもののように感じた。
そこに当たる遥かなる光線。
「わたくしは、ここにおります!」
精一杯輝かせて応えたいという気持ちで一杯になった。


幾日経っても変わらず敬虔な気持ちにさせてくれるヴィジョン。


完全な服従 降参のような祈り
私が私を曇らせませんように
あなたのお望みのままに輝かせますように