苦手な母

母と接していると、今のままの自分ではダメという気持ちにさせられる。
何か理想の形があって、それになれば、それを保てれば、
人として立派で、幸せになれる、、、という母の強烈な信念。

色々なことで消耗し切ってきた私には、
もうこれ以上振り絞る力などなくて、ヘトヘトだったんだけど。
今も死なないだけで精一杯なんだけど。

それなのに母は未だ私に強いてくる。
私がどうなれば、彼女は満足するのだろう。


大波に飲まれ、木っ端みじんとなるような焦燥感。
これらが浮かび上がり、迫ってくる。
取り巻かれれば窒息してしまうから、振り払うことに必死だった。

今、私は安全な場所にいる。
誰に干渉されることもなく、たっぷり時間がある。
違う見方で見ることを教えてもらってもいるので、蓋をせず見つめてみようと思う。
でも湧き上がる自分の気持ちを采配するようでは意味がない。
自然に任せながら、厳しい目を用いらず、
ただ見てみたいと思う。

このまま家にいては鬱屈してくるので、散歩をして来よう。