2015-06-07 回峰行者切廻り 昼間の明るさと夜の闇とが入れ替わろうとしているとき、法螺貝の音が響き渡りました。行者の一行が通りを横切って行きます。夏の簡易な白装束。両側をくるりと巻き上げた笠からは焼けた顔が覗き、駆け足のような早い足取りに杖を合わせています。夕暮れの街にはお香が漂い、お醤油を掛けて焼いたお団子の香ばしさも立ち上り…私は京都に住んでいます。