のちの安堵感

さて午後からは区役所へ行って用事を済ませ、
その足で歯医者へ向かう予定。

しかしながら午前中の出来事が後を引き、
区役所は明日に回し、
電車で行くはずのところをタクシーで歯医者へ。

タクシーの運転手さんに救われた。
私の親と同年代といったところ。
柔らかい丁寧なしっとりとした京都弁で、
多すぎず少なすぎず、お話してくださり。
道すがら界隈を案内してくださったり・・・。

もし今からまた嫁にいけたとして、
こういうお舅さんに囲まれて暮らせたら幸せだろうな
などとあらぬ妄想を抱くほど穏やかなお人柄でした。

目的地へ到着。
あ~やっぱりこの地は良い。
ここに立つとふわ~っと包み込まれ、守られているように感じる。

そして歯科医の先生が天才。 
科学者、あるいは芸術家に見られる一点を貫くような才覚。
芸術家、音楽家、研究者、発明家、学者、エリートサラリーマン・・・
どの道を選んだとしても必ず成功するのだろうなと思わせる。
こういう人は言動が面白い。
浮世のいやらしさとは水と油のように混ざることができない鋼の純真さ。
絶妙で独特な発言が私をくすぐる。


やっぱり、わたし、ここにいていいんだ。
ここにいよう。
大好きな人と大好きな土地に住まわせてもらおう。
死ぬまでここにいよう。
大丈夫、きっとどうにかなる。