助けてくださる方がいるのだから
遅々として進まない歯科の治療。
私の望む治療が全然結果を出していないことに不安を覚え、
医師の方針を疑いだし、病院の選択をまたしても誤ったとまで思っていた。
先生は患者を捌くのに手一杯で、私はおざなりにされていると感じていた。
今日は治療は置いといて、進展状況と今後の計画を話したいと言おう。
そう意気込んで向かった。
先生に意見するには、まず内容をちゃんと頭に入れたうえで臨まなくてはと、
以前に渡された治療計画書の冊子を読み返す。
圧倒的な情報の量。
こんなに綿密にあらゆる方向から
先生の現在の持てるだけの知識と労力を提供してくださっている…と感じた。
そして治療。
いつものように写真を用いて今日行った治療を説明してくださる。
これまでの記録もちゃんと残っていて、それと比較しての現状の説明。
治療方針のねらい、次回の予定と今後の目安。
私は…本当に…何を見ているのか…
もう先に与えていただいているものをちゃんと見ようともしていない…
『プレゼントをたくさんいただいているのに、開封せずに山積みになっている』
以前ヒーラーさんに言われたことがあるけれど、こういうことかもしれないな…
私の全快を目指して、こんなにも出し惜しみせず手を尽くしてくださる方がいて、
それなのに自分が自分を諦めているなんて…
私のことをこんなにも丁寧にしてくださる方がいるのだから、
私は、私こそ、私を大切にしなきゃ、可能性を信じなきゃ…